転職活動は、働きながら行うことがほとんどだ。初めて転職活動を行う人は、思わぬ失敗をしてしまうこともしばしばあるが、その原因は時間と知識不足である。

よくある失敗でいうと、労働条件の確認不足だ。月収や通勤にかかる時間、休日あたりは確認する人も多いが、その他にも働く上で大切な項目はある。今、勤めている企業で退職金制度があったとしても、転職先の企業であるとは限らない。退職金は、企業がその有無を決めることができるからだ。昇給に関しても、昇給有りとだけ書かれていても、実績はどうか、賞与も何ヶ月と明記されている場合も有れば、業績に応じてと明記されている場合もある。賃金は、生活に直結し影響を大きく受ける労働条件なので、細かくチェックが必要だ。

他にも面接での失敗事例も多い。日本の企業は、懲戒解雇には客観的理由とその相当性が求められる分、採用に慎重であり、企業にとって有益な人物を当然採用したい。面接時に同じ能力や経験を有していても、受け答えによっては採用のされやすさが違うのが現状である。例えば、自己アピールが主観的で具体性がなく、誇大なものであればすぐに見抜かれてしまう。転職者にとって初めての面接でも、面接官は多くの面接を担当しているので、思い付きや付け焼き刃では、思うような成果は上げられないだろう。

解決策の1つとしては、転職エージェントの利用がある。転職エージェントもまた、転職のプロであり働きながら転職活動をする時間が少ない人にも自分に合った労働条件の見つけ方も安心して任せる事ができる。